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日々の出来事
メルトフローレート(流動性検査)
今回は、中部日本プラスチックの日々の業務の中から、その一コマを紹介するシリーズの第一回!
最初に紹介するのは「メルトフローレート」の検査です。
弊社ではお客様に販売するプラスチック原料の検査を自社で行っています。
その一つに「メルトフローレート」検査がありますが、これはプラスチックの溶けた時の流動性を測る、プラスチックの性質検査の代表的なものです。
まず、最初にヒーターで検査機の温度を上げる設定をします。
例えばPE(ポリエチレン)の検査なら190度に設定します。
温度が十分に上がったら検査するプラスチュックを5g検査機に投入します。
重りを押し出すピストンの上にセットして、6分間プラスチックが十分に溶け出すのを待ちます。
6分経ったら、重りを支えていたバーを外します。
そうすると熱せられたプラスチックがオリフィスと言う小さな開口部を通して押し出されて来ます。
こうして押し出されたプラスチックの量を10分間の量に計算した数値を、メルトフロートレートと言って、プラスチックの基礎的流動性を表す重要なデータになります。
メルトフロートレートの低い(押し出される量が少ない)のもはシートや食品パックなど薄く、比較的小さな製品の原料に、高い(押し出される量が多い)ものは自動車のパーツなど比較的大きな製品の原料となるなど、性質によって用途も変わっていきます。
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